東京の病院で行われる幹細胞による再生医療の治療とは
自己治癒だけでは不十分な場合に幹細胞を利用して修復すること
再生医療とは、人間の事故治癒能力だけでは不十分なケースにおいて、幹細胞を利用した修復を行う治療方法です。幹細胞とは患者さんの身体から取り出した特殊な細胞であり、目的とする組織にしてから患者さんの身体に移植します。
自己治癒ができずに機能しなくなった臓器やその他身体の器官でも、幹細胞を活用した再生医療を施すことで取り戻せる可能性があります。そして近年では、美容やアンチエイジングにも活用されている技術です。
通常の治療では効果が得られない難治性疼痛などに効果的
再生医療は、通常の治療では効果が得られない難治性の疼痛などに高い効果を期待できます。難治性の疼痛とは、腰痛や肩こり、関節の痛み、手足のしびれなどを指す言葉です。
難治性の疼痛は診察をしても痛みの原因がはっきりしないことがあり、数カ月~数年に渡って痛みが継続したり、再発を繰り返したりします。痛みが広範囲で原因がはっきりしないことから標準的な医療では治療が難しいのですが、再生医療には根本的な治療の可能性があるのです。
患者さんの脂肪組織を培養した細胞を投与する
再生医療の特徴として挙げられるのが、患者さん自身の脂肪組織を培養した細胞を投与することです。患者さん自身の身体の細胞を活用することから、再度患者さんの身体に戻した際の副作用のリスクや危険性を低く抑えられます。
脂肪細胞の採取に必要な時間は数十分程度であり、切開すべき範囲も5mm程度と最低限です。後は医療機関にて細胞を培養し、必要な数に増えた段階で患者さんの患部に投与します。どうしても取れない関節痛がある場合には、再生医療が大きな効果を見せる可能性があるでしょう。